シニアにも広い世界が待っている

  2000年2月16日

75歳のインターネット経験 

原田 勉

1、シニアネットのおすすめ

 高齢者の生き甲斐はいろいろありますが、コンピューターで人生を楽しむ方法もあります。
 若者と文通・交流するEメールだとか、長い年月をかけて培った経験や知恵をわかものと共有する絶好の機会になります。
 高齢者同士の思い出を交換することも良いでしょう。最近中年以上のパソコン利用者がふえています。時間的余裕ができたらぜひ挑戦してみて下さい。
 若い人も近くに高齢者がおられたらぜひお勧め下さい。

ところが、高齢になると物覚えは悪くなるし、機械に弱い、英語に弱いからワープロやパソコンはどうもと考えておられる方に、後ほど私の体験を申しあげますが、とにかく始めることです。

 まず、何をやりたいかを決め、それも簡単なことから、一つづつマスターすることです。
 海外にいる子供や友人とEメールのやりとりたいとか、手紙や自分史やエッセイを書きたい、とか初めはワープロ作業でキーボードになれることです。これなら一人で独習できます。
 90歳からワープロを始めて1年で本1冊作った先輩もいます。まわりに教えてくれる人がいない場合はワープロ教室に行って見るのも良いでしょう。そこで友人も出来ます。

 アメリカではコンピューター社会に生きる高齢者を支援するNPO(非営利組織)「シニアネット」が1986年に設立され、今では50歳以上の会員3万人が170の学習センターでマウスの使い方やインターネットへの接続方法を学んでいるそうです。もちろん多くのスポンサーがあったからだと言われていますが日本でも各地に高齢者のパソコン支援組織が生まれています。(順不同)

シニアネットワーク・パーティ
http://www.snp.ne.jp/

「川崎シニアネット」各地のシニアネット
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Himawari/1341/link.html

「Watashoのがらくた箱」からシニアリンク集
http://www.bekkoame.ne.jp/~watasho/inform.htm

「シニアネット久留米」からシニアホームページリンク集
http://snk.catv.ktarn.or.jp/~snklink/link/link-senior.html

コンピュータおばあちゃんの会
http://www.jijibaba.com/

シニアネットワークセンター
http://www.senior.gr.jp/snc/

メロウ・ソサエティ・フォーラム
http://www.mellow.gr.jp/

<私のワープロ・パソコン体験>----------------------------------------
 わたしがパソコンを始めたのは67歳(1992年)の4月でした。ある出版社から子会社に移って物流の契約書作成やパート募集の折込広告を作るためNECの旧型98ノートパソコンを買いました。
 初めは一太郎ソフトでのワープロでした。当面はワープロだけをマスターすることにし、5月の連休でキーボードに慣れ、手紙を入力できるようになりました。やり方がわかるとだんだん面白くなりはまりこみます。

 こうして間もなく自分史を書きたくなって、自宅に事務所と同じ98ノートの中古を買って日曜日や朝早く目が覚めて寝られない時などキーをたたいていました。

 次には欲が出て小説を書いて見ようとカルチャーセンターに毎週通って勉強しました。ここでは3カ月に短編小説(400字50〜100枚)1本を書く約束です。仲間が相互批判し、後で先生が講評する方法です。こうして2年間に習作8本、みんなワープロで仕上げました。
 入選作は書けませんでしたが、文章の書きだし、起承転結など小説を書く要領、人に読ませる文章の書き方などを学びました。これが後に評伝を書くとき役立ちました。途中で給料計算などの必要に迫られ表計算(123)の講習も2日受け、パートの給料計算もできるようになりました。

 さらに、農文協図書館に移って、近藤康男先生の秘書となり、先生の原稿をワープロ打ちすることになりました。ここでは『農文協五十年史』や「農業経済学会七十年記念講演の原稿」『農文協図書館十五年』その他農文協や全農林の「農村と都市をむすぶ」などの原稿を仕上げました。ここまでパソコン歴は6年を経過しました。
 最近は視力が落ちてきたのでノートパソコンでは読みづらい。画面の大きいデスクトップが良いのが欲しくなりました。農文協図書館では私用のデスクトップを購入してデータ入力とメール受発信に使っています。

2、パソコンのいろいろな検索利用

 私の勤めている農文協図書館でも2年前からカード検索からパソコン検索に切り替えています。だから私も含め職員は全員パソコンで検索・貸出・返却のサービスをしています。新年度(2000年度)からインターネットで全国どこからでも公開書架にある農林水産関係の蔵書3万点を検索できるようにしています。それに対応する必要があり、司書もパソコンの操作が必要条件になっています。司書募集もインターネットで行いました。75歳の私でも知らないでは済まされない状態に巻き込まれてしまったのです。

 こうしてどこの会社・団体・官公庁もホームページを設置し、求人情報・会社概要などを公開しています。私がよく利用するのは図書検索ですが、これも日本図書館協会・日本書籍出版協会・紀伊国屋書店・図書館流通センター・三省堂書店・丸善・トーハンなどがあり、農業書では農文協の「田舎の本屋さん」もあります。その他、発行所のホームページで、表紙や目次まで掲示している所があります。そこで注文もできます、これは便利です。

 一般の検索(サーチ)では日本最大のYAHOO JAPAN(ヤフー ジャパン)があり、あらゆる事項・物件を検索することができます。
 例えば、私が書いている「近藤康男の3世紀」で近藤先生の生まれた明治32年1月(100年前)の新聞記事を調べ、1月5日の1面記事を私の原稿に引用したいと朝日新聞のホームページを検索すれば、「それは著作権係りにファックスで申し込めばよい」ということが分かります。わざわざ築地の朝日新聞本社に行かなくても、自宅の電話から申し込めます。
 語学が出来る人はアメリカ・カナダ・ドイツなど海外の情報を全部インターネットで集めることができます。自宅にいながら世界の情報を無料で手に入れることができるのです。
 この他に、すでにインターネットで電子商取引や株式投資(1999年12月にインターネット取引口座が50万口になった)なども行われ、今後盛んになるのはパソコンで音楽を聞く、映画を見る、電話をかける、しかも割安でできるということになりそうです。  
「こんな便利なこと、楽しいことを若者だけに独占させていいものか。シニアにだって可能性があるんだ」そんな思いで、インターネットに取り組んだ私のささやかな体験をさらけ出そうと思いました。

3、ホームページの開設・アイデンティティー

 山崎農業研究所のホームページは太陽コンサルタンツのホームページ内にあり、概要と発行図書・「耕」の目次も載っています。農文協図書館のホームページは農文協のルーラルネットの中にあります。
 ホームページは誰でも開けます。でも、どうも自己宣伝になるし、恥ずかしいと思っていたので躊躇していたのですが、これだけは多くの人に知らせたいということがあります。私の場合は「100歳になられた近藤康男先生の長寿」です。

 先生の99歳の白寿をお祝いしてから、いろんな方面から近況を聞かれます。
その度に「自宅から毎日農文協図書館に通っておられます」というと「ええ?毎日ですか」と聞かれます。
 そのうち、農文協の「現代農業」でも1999年の新年号に百歳現役という特集を編集し、農村の元気な老人とともに近藤康男先生のインタビューを載せました。 また100歳記念に『70歳からの人生』という本も発行しました。このときから写真を撮ったり、編集を手伝ったりしました。

 1999年1月1日は百歳の誕生日だったことから朝日新聞の元旦号の「ひと」欄に紹介されました。おなじく毎日新聞にも「百歳現役」という記事が1月15日号に出ました。その後も全国農業新聞やいろんな雑誌のインタビューが続きました。私は介添え役でたが、その応対中にホームページの作成を思いつきました。そうだ、「近藤康男の長寿の秘訣」を紹介しようと考えました。

 近藤先生は毎日図書館に通って自分の好きな読書と著述をつづけておられること、天気の良い日には家庭菜園で汗を流す労働をつづけられている。そばにいて観察すると長寿の秘訣は「先生の明るく社交的な協調性と好奇心旺盛なこと、さらに少し自己顕示性があること」のような気がします。
 そこで、近藤康男のホームページの開設をご本人に許してもらい、
制作・管理は息子に頼んで、
「百一歳翁の恵・101歳の農業経済学者近藤康男の三世紀」 
 http://nazuna.com/100sai/
を立ちあげました。
私のホームページ
「74歳の伝記ライター原田 勉」
 http://nazuna.com/tom/ も開設しました。
 このホームページという表現は、自分とはこういう人間であるという明確な存在意識(アイデンティティー)ということができます。

4、メールマガジン『電子耕』発行の意図

 ところで、このホームページの開設を助けてくれた息子は、「ホームページを立ち挙げただけでは、多くの人に見てもらえないよ」と言います。確かに現在では何百万というホームページがあります。それではどうするかと言うと、自分の主張や情報を提供するメールマガジンを定期発行することだという。
 京都に本社があり、無料で配信してくれる、「まぐまぐ」 mag2 (インターネットの本屋さん)というのがある。現在週2、3回発行「ウィクリーまぐまぐ」の読者200万人、マガジンの発行人は1万人もいます。そこで息子の誘いに乗ってメールマガジンを週刊で発行することにしました。

 「74歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」創刊号をサンプル誌として「まぐまぐ」に1999年6月25日登録OKになり、6月28日には「ウイクリーまぐまぐ(Weekly Mag2)」の新作情報に掲載されました。そして創刊のご挨拶を次のように掲げました。

「 Eメールをお持ちの皆さまへ 電子メールマガジン購読のお願い

1)、わたくし個人として電子メールを利用した週刊「74歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」を東京・ひばりケ丘から毎週(木)発信しています。
 既に原田 勉のホームページは6月24日(木)に開設しました。

2)、7月1日から第1号を無料配信サービス「まぐまぐ」(インターネットの本屋さん)で送信しました。第2号は7月7日発行です。
 Macky(nifty)では7月7日から配信して貰います。
 Eメールをお持ちの方はぜひ申し込んで下さるようにお願いします。

3)、電子メールは印刷費や配達料がいりません。ホームページのようにアクセスを待つだけではありません。メール配信する会社は広告料で運営しています。メールの発信者も読者も電話料だけで情報交換ができるのが特徴です。

4)、申込の方法はつぎの通りです。購読料は無料。いつでも解除できます。
 (1)「まぐまぐ・mag2」はEメールアドレスを入力するだけで、配信受諾のお知らせがメールで届きます。ご面倒な方は私(原田勉)にEメールアドレスをお知らせ下されば、私が申込みを代行いたします。
 (2)「Macky」はパソコンで呼び出し、購読設定のIDとパスワード、あなたのEメールアドレスを入力して申し込みます。代行はできません。

5)、私のメールマガジン発行のねらいは、
(1)農業関係雑学(新聞・雑誌・図書の書評・解説)の情報を提供すると共に<舌耕のネタ>で問題を提起し意見交流をしたいと思います。
(2)先ず初めに私が所属する山崎農業研究所の会員有志と農文協および農文協図書館を通じての友人(Eメールを持っている人)で交流します。
(3)健康食料理で野菜の効能を伝え、健康で長生きできるようにしたい。
  また優良図書や人物の紹介を毎回掲載致します。ぜひご利用下さい。 」

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 こうして週刊メールマガジンの創刊号を出しました。
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「74歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」 第1号    
1999.7.1(木)発行    東京・ひばりケ丘 原田 勉
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<キーワード> 
 農業・健康・食べ物・図書・人物をめぐる雑学情報を提供し、
 お互いの意見交換の場を作りましょう。
 毎週木曜日あなたのメールボックスに配信します。情報は無料です。
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<発刊のことば>
 この度は500人以上の方に購読いただきまして有り難うございました。
 このメールマガジンは何のために、誰のために発行するかというと、

 第1に私の考えとキーワードにある情報を広めるためです。
第2に私が所属する山崎農業研究所の会員有志と農文協および農文協図書館を通じての友人(Eメールを持っている人)と交流したいと思います。
 これらの友人は日本の農業問題を共に考える有志であると同時に農業問題・農林コンサルタントの専門家です。(URL http://www.taiyo-c.co.jp/

 山崎農業研究所では季刊『耕』を発行していますが、それを補足するその他の情報交流手段として週刊メールマガジンを発行することに致しました。
 発行は山崎農業研究所と農文協の了承を得ていますが、発行責任は原田勉個人にあります。老いの手習いです。おいおい面白くしたいと思います。
 もちろんキーワードに関心ある一般の読者も歓迎します。投稿も自由です。
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目 次        **発刊のことば**
 <話のネタ>    ◎ タイトル『電子耕』について ◎ ニュース
 <農業・図書情報> 1、写真は語る百歳現役・長寿の秘訣(1)
2、『世界の水田 日本の水田』は優れもの
<夏の健康食>   7月(旬の野菜)効用・材料・作り方 
(1) 酒の肴にヤマトイモのみそ漬け
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<話のネタ> 
◎ タイトル『電子耕』について
 山崎農業研究所の所報は16号から『耕』と山崎不二夫先生によって命名された。田畑を耕すというほかに、心をたがやす、思想を掘り起こすという意味もこめられたという(山田民雄事務局長の編集後記による)。
 耕はカルチャー(culture)文化・教養・栽培・耕作・養殖という意味もある。このメールも、めざすところはカルチャーマガジンである。
 それを今流行の電子メデアでやろうという。これが『電子耕』である。
 私は今まで新聞記者、雑誌編集者、映画・スライド・テレビ制作者、図書出版、などいろいろな媒体(メデア)に関わってきたが、いずれも組織の一員として、主体的に働いてきたが個人の自由の範囲は限られていた。
 いま私は自ら耕す人、自由に主体的に働く耕作者となった。しかも新しい未知の分野の電子メデアによって挑戦する。
60年むかし私は35アールの小作人の養子であった。
 養父の遺言は「小作人にだけはなるな」であった。
 地主の下で米・麦ともに収量の半分を納め、土地取り上げは地主の自由で小作人には耕作権も補償されないものだったからだ。
 小作人の倅が今自由な『電子耕』という耕作権をもつ主催者になる。プロバイダーのサーバーを借りてはいるがわずかな利用料で自由な発言ができる。
 ぼつぼつであるが『電子耕』は「自分の思想をたがやしそだてる」ことをめざしたい。ご意見や投稿は、Eメールで、お願いします。できるだけメールマガジンに掲載させて下さい。
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5、購読申込殺到・マスコミの反応

 発行からの経過をメモにすると次のとおりです。

6/23 「74歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」を登録

6/25 登録ok(ID14872)
    サンプル誌(創刊号)を提出、第1号(7/1)発行予定

6/28 weekly mag2 「まぐまぐ・新着情報」につぎの紹介が載る
 <原則:週刊(号外あり)無料、plain-text シンクタンク山崎農業研究所・農文協図書館に勤務する74歳の筆者が、農業を中心として、健康・食べ物・図書・人物をめぐる雑学情報を提供し、読者との意見交流をはかる農業カルチャーマガジン>

 6/30 たちまち購読申込殺到! さすが「まぐまぐ」の読者1500万人 

 7/1 1号発行時に525部になる。
  発行まえに個人メールが入る。・「ホームページ見ました、近藤先生お元気おめでとう」(近藤先生の長男のクラスメート)。
  ・ハワイの日本語メルマガから交換広告の申込くる。

 7/2 NHK教育TV・ETVから取材申込あり、8月放送の予定。
(「メルマガの世界」をmagu2の協力で調査・取材したい、あなたは発行者のなかで、最高年齢ですから、ぜひお願いしたい)と。
 NHKのカメラマンは、できれば第3号発信のまえの準備の場面を撮影したいと7月9日の早朝、ひばりケ丘団地の自宅に4人で来訪。ここでデレクターの矢野氏の質問に答えるかたちで、発行の意図を明確にしました。
 内容は<キーワード>にある通りですが、個性を持つこと。
1、命を大切に、いかに生きるかーいま自殺者3万人をこすという特に50歳代の男性は前年の1、5倍に急増している。死んではいけない、それだけの力があったら何かを訴えろ命がけで!、不況リストラ反対、戦争反対を叫ぼう。2、老後の生き甲斐を作ろうー対象を50歳からにしぼり、老後をいかに生きるか、意見交換をおねがいすることにしたい。
 こうして発行を始めたが、その経過を見ると予想をはるかに越えた反応があった。その主な記事と読者数の推移はつぎのとおりです。

7/1 創刊号<発刊のことば・ねらいは何か>『電子耕』の「耕」はカルチャー
   写真は語る百歳現役・近藤康男の長寿の秘訣(1)。 読者525

7/8 2号 いまどきの若者。近藤康男の長寿の秘訣(2)

7/15 3号 自殺問題特集「お父さん!死なないで!」父の場合を考える。

7/22 4号 自殺問題への反響。水上勉の電脳くらし。稲作の起源を訪ねて。

7/29 5号 父母と協同で自分史を・書き方入門    読者780

8/5 6号 農業が呼んでいる・定年帰農

8/12 7号 敗戦前後・長崎原爆、私の8・15自分史習作1
<読者の声>を見ると、読者はやはり若い男女が多い、それに40歳以上と思われる主婦の多いのには驚いた。20歳代の女性は孫の立場からおじいさん
はどんなに考えているか、知りたいと言ってきた。
 そんな体験を知りあいの新聞記者に話したら、老人がインターネットでメールマガジンをやるのが面白いと言って取材にきました。話はだんだん広がるらしく立て続けにマスコミに登場することになりました。

◎ マスコミに登場・読者急増する

 8/19 朝日新聞・東京都内版「74歳がメールマガジン・若い人などの反響に驚き、未知の分野で挑戦する。体験などをコラムや特集」

 8/29 毎日新聞・家庭・生活欄、全国版「メールマガジンで広がる異世代交流・原田さん70歳からの人生。若者ら、続々読者に・・感動の声も」

 8/31.10/1再放送 NHK教育番組・ETV「メールマガジン・増殖する心の小宇宙」に最高齢の原田 勉と自殺問題を紹介される。

 9/15 東京新聞・東京解剖図鑑<情熱>「メールマガジン最高齢74歳の発行人」
おかげさまで、読者はこの間に1370人に急増しました。同じ「くまぐまぐ」で「野菜だより」など農業情報が7種くらいあるが、300人くらいの読者にとどまっているのに比べれば多い方でしょう。
 その後の主な記事と動きは次の通りです。

8/19 8号 敗戦・そのとき村は、1000年前の稲の品種発見 読者784
朝日新聞・東京都内版に原田 勉の74歳メルマガの記事が載り、
   反響の電話・メール増える。読者も925になる 

8/26 9号 74歳翁がテレビに出るまで。新農業基本法・熊沢喜久雄

8/29 毎日新聞全国版に「メルマガで広がる異世代交流」と紹介され読者増。

8/31 NHK教育TVでメルマガ放送、原田 勉が出演。読者1144

9/2 10号 新聞記事・テレビへの声。敗戦・その時劇団文化座は

9/9 11号 新聞・テレビの反響。自殺問題への声

9/16 12号 日の丸・君が代の次は何か?、金鵄勲章の話・その1・明治編

9/23 13号 日の丸・君が代、その2、金鵄勲章の話・その2・昭和編  (日の丸・君が代への反響多いのに驚く)   読者1371

9/30 14号 遺伝子組み換えと果樹の品種改良

10/7 15号 誰にもわかる遺伝子組み換え食品・入門1・大山勝夫

10/1416号 見えない恐怖、遺伝子組み換え食品・入門2・大山勝夫

  10/13 (編集者原田勉、脳内出血で入院、17・18号は予め入力済みの
      ため、配信アシスタント原田太郎が<読者の声>などを編集継続)

10/2117号 <読者の声>で日の丸論争が続く、遺伝子組換え・入門3・大山

10/2818号 「食料主権の提言」を山崎農業研究所が編集・発行、予告

11/0419号 病床日記・脳出血とのつきあい(編集者都合により隔週刊)

11/1820号 驚くべき94歳の老人力・明治大正昭和の農民日記・針生武巳

12/0221号 南米で実験・日本の伝統食は世界の長寿、長生き12カ条

12/1622号 WTO農業問題。近藤康男の世界平和は自給の提言

2000/1/6 23号 年賀状、近藤康男101歳の近況・ホームページ更新

01/2024号 食料主権を決めるのは消費者、高血圧と健康体験

02/0225号 <読者の声>日の丸・君が代・戦争ほか特集号

02/1726号 山崎農業研究所バイオ研究会報告

 以上のバックナンバーは『電子耕』のホームページに載っており、いつでも
印刷して見ることができます。http://nazuna.com/tom/denshico.html 


6、読者の反響・若者から元気を貰う

 現在『電子耕』も創刊から8カ月26号になりました。この間の読者の反響はどうだったでしょうか。

1)自殺問題:3号で自分の体験から「お父さん!しなないで」と訴えた反響は大きかった。「涙があふれてどうしようもなかった」「何でも話せる友人はかけがえない」「自分を考え直すよい機会ができた」など20代から40代からの声があとあとまで続いた。

2)戦争体験・自分史:発行の時期が夏だったので、敗戦当時の思い出をつづけ た(7・8・9号)ので、その反響は中年以上の読者の共感があった。ところ が、若い戦争未体験者からは8号の「敗戦そのとき村は」をめぐってホームページの「電耕掲示板」に投稿がつづき、中には戦争マンガの影響と見られる論争もあった。戦争論はいまも読者の間で続いている。

3)日の丸・君が代法制化:12・13号の<舌耕のネタ>「法制化の次は何か・軍国主義の匂いがする」に賛否両論あり、そうだという意見はやはり中年以上が多かった。ここでも若いと思われる人から、異論がいろいろあったが中には「オリンピックの時もサッカーの試合の前も日の丸が掲揚され君が代が歌われる。不自然ですか?。50年たっても日の丸・君が代は戦争の小道具ですか」という意見があった。年代層の違いであろう。
 私のまわりの若い人に聞くと、「海外に行って、これが日本だという時困る」
 という。日本の独自性が表明できない状態かなというのは分かる。しかし「そ れでもアジアで日の丸が嫌だと言う人が多いのになぜ法制化か」という投稿もあった。こうして読者の間で討論してお互いに調整できることもこのマガジンの役割であろう。

4)農業・環境問題:記事は一番多いのだが、農業問題への反論・反響という形では少ない。初歩的質問もたまにあるが、できるだけ参考図書を紹介している。中には大学のゼミに本文の引用をさせて貰っているというメールもある。山崎農業研究所の『世界の水田・日本の水田』の紹介をして購入して貰い『耕』の購読会員になった女性読者もある。

5)健康食・遺伝子組み替え食品:健康食は喜ばれた。料理のヒントになるという声もあった。遺伝子組み換え食品には関心が多い、そのため読者になったという人が、農家・消費者ともにある。

6)病気・健康日記:私が病気で入院したので多くの方からお見舞いのメールを 頂いた。その報告のため病床日記を載せ、老人と高血圧の体験を書いたら、これが好評だった。誰でも老人になるし、病気にもなる。その失敗談は後の人の為に役立つらしい。ブラジルの読者や医療関係の新聞記者も聞きたいと言う。
 「どうせ恥のかきついでに、老人の経験を残してみよう」と思った。

7、メールに見る1300人の読者層は?

◎20〜30の学生・若もの:農業を学びたい女性数人。祖父と仲良しで昔話を 聞くのが大好き。そんな感覚で、別のおじいちゃんの話を読んでます」

◎30〜40代の男女:日の丸・君が代・戦争に対する意見を言いたい人。
 主婦も多い。比較的文章を書くのが好きなひと。

◎農業をやっている・あるいは内が農家という人。公務員など勤めながらも農業が気になる人。環境・政治問題をたまには取り上げよの意見がある。

◎同世代(60〜70歳代)明らかに分かっている知人十数人、学者・研究者と そのOBなど。「読んでるよ」「良くやってるね」「文章が長い」といわれる程度の反響。その人たちの了解を得て論文の一部を転載している例もある。

◎海外の読者:国際ネットとまではいかないが、メールのあった人は、アメリカ・イリノイ州の女性、南米ブラジル・ポルトアレグレの日系移住者の福祉団体の女性、スエーデンの主婦、ハワイのみやげ物屋さんなど。「まぐまぐ」の読者で日本語の通じる人たち。

 以上のように1300人の読者の反響と言うが、確かな数字は分からない。あくまでもメールの反応があったという人だけです。これは「まぐまぐ」という配信組織が誰でも入れて、いつでも抜けられる。しかも無料というルーズさにあるのでしょう。これが私の8カ月の中間報告です。

8、シニアの存在意味・・いかに老いるか、いかに生きるか

 そこでこれから何ができるのか。今後はメルマガ『電子耕』も隔週に発行するのですが、これは残る余生を若者と交流し、老人がいかに衰え、いかに生きるか、生態観察の紹介をし、自分の人生経験を後世に伝えたいと思っています。

 また、今年の課題は20世紀の最後の年として「近藤康男の三世紀『20世紀の農村・農民』」を完成する予定です。この前編はすでに「近藤康男のホームページ」でも発表していますが、新しく、その一部を全農林の協力によって追補して機関誌『農村と都市をむすぶ』6月号から連載される予定です。

最後にシニアの皆さんにぜひパソコンを手にして意見交流にご参加くださるようにお勧めします。

◎ 老人の生き甲斐に、これからでも遅くはないインターネット。

◎ あなたもメール仲間になれる、広がる交友ができる。

◎ 無料で作成、無料で配布(通信)購読できる「まぐまぐ」の『電子耕』へ。



<関連ホームページ・メールアドレス案内>
75歳が送る農業文化マガジン『電子耕』
http://nazuna.com/tom/denshico.html 
75歳の伝記ライター原田 勉
http://nazuna.com/tom/
図説「近藤康男の三世紀」20世紀の農村・農民<光と影>目次
http://nazuna.com/100sai/20th-index.html
「農文協ルーラルネット」http://www.ruralnet.or.jp/
「山崎農業研究所」http://www.taiyo-c.co.jp/public_html/yamazaki/yama_index.htm
「劇団文化座」http://bunkaza.com/

原田 勉(自宅・農文協図書館共通)のメール Email:tom@nazuna.com


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