知っ得情報
パワフルな「マダムス軍団」の中で、手先が器用なお嬢様風ママを好演!
『板橋マダムス』に出演中の奥貫薫
「ふだん子どもに接する機会がほとんどないのでちょっと不安もあったけど、かわいいものですね。というか、面白い生き物だなぁ、とつくづく思う・・・」
<毎週水曜夜10時放送>




  小さな子どもがいる家庭では、日常生活そのものが波瀾万丈だ。運動会や遠足といったイベントや、子連れの外食、年に一度の家族旅行などなど…。そんなピンチ&トラブルにあふれた毎日を、明るく元気に乗り越えていく主婦たちを描くドラマ「板橋マダムス」
 主人公の主婦5人組のひとり、国立真紀役を演じているのが奥貫薫。彼女自身はまだ独身だが、ドラマの中では5歳児のママに扮している。
 「最初は驚きましたが、考えてみればそうであっても全然おかしくない年齢なんですね、もう。ふだん子どもに接する機会がほとんどないのでちょっと不安もあったけど、かわいいものですね。というか、面白い生き物だなぁ、とつくづく思う」
 最近では道を歩いていて子どもを見かけると「ウチの子のほうが勝ってる」とすっかりママバカ状態とのことだ。だけど、カワイイとばかり言っていられない時もある。ある日はセットで子役のひとりが行方不明に、なんてことも。なんといってもマダムスの子どもたちはあわせて6人もいるのだから、現場はドラマ顔負けの大騒ぎなのだ。
 「いま、子どもたちの間で『板橋マダムスごっこ』というのが流行ってるんですよ。私たちのセリフを全部覚えていて、かわりばんこにマダムスの誰かを演じてシーンを再現するんです。大人は次のお芝居の予習はするけど、撮り終わったシーンの復習なんて絶対にしないですよね(笑)。けっこうツボを押さえてたりするのもおかしくて。でも、いざ本番になるとプロ意識はバッチリ。こっちがうっかりセリフを飛ばしたりすると、『セリフ抜けてるよ』なんて言われちゃうんです」。
28歳になったばかり。ドラマの影響で「子どもが欲しくなっちゃった」というが、その前にするべき結婚は「想像がつかない」という。
 「そんな気配も全くないので(笑)。10代のころは27歳までに結婚したいなと思ってたんですが、もう期限が切れちゃった。それで大幅に期限を延ばしまして、あと5年くらいのうちに…。どうでしょうか(笑)」
 高3のとき、映画のオーディションをきっかけにデビュー。短大生活も送ったり、マイペースで活動してきた。これまではCMが仕事の中心だったが、昨年あたりからドラマや映画の世界からもラブコールが相次いでいる。
 「やるべきことは、やるべき時にやって来るだろうと、そのへんはやけにのんびり構えてるんです(笑)。女優というお仕事を長く続けていきたいし、いいなと思える作品の中に自分がいられることがなによりの幸せ。役の大小にもこだわりはないんです」。
 風向きが変わってきたところなのに、おっとりとした口調でいたって慎ましやか。ふだんも家でビデオを見たり、本を読んだりするのが好きという。
「映画やビデオを見ている時はあくまで『お客さん』という立場ですけど、本を読む時はいつもヒロインに自分を当てはめちゃう。だから女性作家のものが、わりと好きです。小川洋子や笙野頼子、あと江國香織とか。『落下する夕方』が映画になると聞いた時は、やられた!と思いました」
芯の強さをチラリとのぞかせたあと、カスミ草のようなふうわりとした笑みを浮かべた。          

<おくぬき・かおるプロフィール>
昭和45年11月22日、東京生まれ。映画のオーディションをきっかけに芸能界入りし、CMを中心に活動。昨年放送の「恋のバカンス」で連続ドラマに初出演。また、話題を呼んだ三谷幸喜監督作「ラヂオの時間」でも好演を見せた。そのほかの出演作に「ニュースの女」「星に願いを」などがある。


1998年11月30日発行「ひと押しNo.98-40」 フジテレビ広報部


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