雑誌『現代農業』2001年1月号グラビアから
その2


閉架式書庫で近藤文庫の図書閲覧する近藤康男
2000/11 撮影:橋本紘二

20世紀を顧み著述に専念・近藤康男先生の近況 2000.12.07 原田 勉

 101歳の近藤康男先生は益々お元気で世紀末の一年を無事送られました。
2000年1月4日の農文協創立60周年記念式典では250人の役職員を前に「農文協六十年略史の編纂を終えて」と題する講演を行い、元気な声で皆を激励された。
新年早々に依頼された原稿は次の通りで、自ら執筆された。
「食糧自給は世界平和の基礎である」『食料主権』山崎農業研究所3月発行。
「農業構造改善の基礎は何か・谷口信和『20世紀社会主義農業の教訓』を讀む」 山崎農業研究所『耕』84号(3月発行)
「戦中・戦後農林統計調査の想い出」『農林水産図書資料月報』8月号
 続いての執筆は、全農林の発行『農村と都市をむすぶ』(編集代表・梶井功)から連載依頼があった。「近藤康男の三世紀を生きて」という企画であった。今まであまり書いていなかった事柄を中心に、聞書きを原田勉が担当し、解説・注記を梶井功が担当したものである。
 第1回(7月号)「我ら何をなすべきか」は大正七年のコメ騒動に始まり、第八高等学校の時代、農業経済学科への進学を決めた経緯であった。 第2回(8月号)「実学の駒場・農学部」農業経済学科に学び、農村調査の初体験。ひとりで屯田兵村の土地移動を調べ、これが後に農地改革にも役立つ。
 第3回(9月号)「チュウネン『孤立国』の研究」から小農の研究へ。
 第4回(10月号)「農家出身の農業経済学者」・昭和恐慌と農村の著述。
 第5回(11月号)「農業経済論」は梶井功の解説がついた。 
 第6回(12月号)「煙草専売制下の葉たばこ生産農家」博士論文。
 第7回(正月号)「農林行政のなかの統計調査」近藤改正・土地売買価格。
 第8回(2月号)「農地改革の中央農地委員会」自作地保有限度など。
さらに、農文協で21世紀初頭に発行予定の近藤康男著『三世紀を生きる』(仮題)は以上の連載のほか、生い立ち、満州農業移民の誤り、思想弾圧、農地改革批判、などの著述を年内に脱稿された。



図書館の役員室は書斎=拡大読書機で読書・執筆をする
2000/11 撮影:橋本紘二

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